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2009年11月 4日 (水)

鞍馬

関門海峡の事故ですが、事故原因は追々出揃うらしい(現状で確定していない)ので今は明確に出来ないようです。
当初は各メディア揃って『くらま』側(あるいは自衛隊側)に非があるような報道をしていたわけですが、いつもの事ですが自衛隊に非がないとわかった瞬間に報道がどうでもいいワイドショー向けの内容で消されてしまい、続報が細々と、ほんの少しだけお茶の間に届けられているような状況なので、自分から探しに行かないと正確な情報が入ってこないようです。

多分国内でこの件について判りやすく、かつ詳しく記事にしているのは、大手新聞社・TV局などではなく、個人blogのhttp://obiekt.seesaa.net/かと。

海事には疎いので印象論に過ぎませんが、私的には『くらま』の方は完全に貰い事故だと思ってます。
焦点はカリナ・スターの操船になるのかなと。

報道各社(なぜかいつも批判的な朝日を除く)は海保側の指示ミスか?等とぶち上げているようですが、上記blogコメント欄などで指摘されているように、情報提供は出来ても強制力のある『指示』を出せないマーチスに全面的な責任は被せられないのではないでしょうか。
実際に現状で出揃っている情報だけで判断すると、カリナ・スターはマーチスの情報と依頼(強制指示ではなく依頼です)をまったく聞いていないかのような動きをしています。
また海峡の最も狭い部分で、先行する大型貨物船に右舷後方から最接近しているようです。
大型貨物船は真ん中寄りを航走していました。
大型貨物船は最矮部を通過する際に海峡真ん中寄りから右方向に転舵しつつ、後方のカリナ・スターの追い抜くコースを作る予定だったのではないかと。
何故そのようなコースを取るのかは、公園の池などでボートを漕いで見れば判ります。
急激な転舵をすると、車で言うオーバーステアのような状況になり外側に膨らんでしまう(下手をすると最悪横向きになる…今回のカリナ・スターのように)ので、狭い部分でそれが出来ないからアウト-イン-アウトの緩やかなコースを取るつもりだったのでしょう。

『くらま』については、マーチスからの情報が衝突数十秒前(車で言えば1~2秒前くらいの感覚じゃないかと思います)なのと、最矮部で且つ右は浅瀬、左は対抗船が来ている状況ですから左右どちらにも避けられる状況ではなく、全力で逆進を掛けて艦首部要員を退避させて被害を最小限に留められた事を賞賛すべきでは。

そう考えると、問題点はカリナ・スターが何故あのような行動を採ったのかになるのかなと。

まあ結局、この件は審判が出るまでわかりませんけどね。

『くらま』は損傷の具合と30年近い艦齢と言う事から、修復され復帰するのかどうか…

『しらね』型は結構好きな艦だったので、残念です。

 

それよりも心配な事が…
現状で稼動しているDDHが1隻(『はるな』は引退。『しらね』はまだ使えない。使えるのは『ひえい』のみ…)でそれも年明けに年次検査で入渠予定だったはずです。
『ひゅうが』の訓練も終わらない為、護衛隊で稼動するDDHが1月~3月まで1隻も居なくなると言う危機的状況に陥るのですが…

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